……外構工事のお見積って……
- 2010.6.25
- 外構工事の現場レポート
図面担当 さとこです今日は、思うところありまして、ちょっと語ります。
たまに「外構工事っていくらくらいするの?」と聞かれることがあります。
これって結構困るんですよね、って話を少し。
だって、本当にピンきりなので…。
例えば、60坪の敷地に家を建てるんで、2台分の駐車スペースと境界にブロックとフェンスがあればいいんだけどって言われても、じゃあ駐車スペースはコンクリートにしますか?砕石敷きにしますか? ブロックはコンクリートブロック?それとも化粧ブロック? フェンスは目隠しが必要?………。。。。。
もっと言えば、現場の高低差は?とか(これすごい金額に影響しますので…)、前面道路の幅が狭く車の出し入れが不便、とか、現場を見なくては分からないことも多いのです。
結局、現場を見ることと、お客さんとお話をすることが、外構のお見積の場合ものすごく大事なんですよね。
外構だけではないですが…。
というのも、実は、最近我が家にマイホーム計画が持ち上がりまして、間取りの相談の段階で、ある日、工務店の担当者さんは我が家に足を運んでくれたんです。
狭いアパートで話をするよりも、こちらから事務所に出向くのに、って私は思ったんですが、実はあれってたぶん間取りを決めるための1つの手だったんだと思うんです。
我が家に来た彼は、失礼にならない範囲で部屋の中や台所の周りを見ていました。
一生懸命掃除はしたつもりですが、いかんせん「片付け下手」の私。
その私の性格や、我が家の生活環境をひと目で見抜いたんだと思います。
そうした上で、じっくり話をする。
たとえば「友達が来て、泊まれるような部屋がほしい」と、気軽に言いますよね。
でも実際、その家庭にどれくらい友達がいて、どんな付き合い方をして、本当に泊まることがあるのか?
理想ばかりを並べ立てる施主に対して、本当に使いやすい家を建てるためには、現実を知る必要があるんです。
そして彼は聞きました「このアパートに友達って泊まったことあります?」
「結構あります。みんな酔っ払ってザコ寝したり。」
そして、テーブルの横にドンと置いてある焼酎の瓶。
(ははぁーーーん。こいつら酒飲みだな?ってことは、友達呼んでぱぁーっとやる気だな。)「そうゆう仲間ならリビングでザコ寝でもいいんじゃないですか?」
なるほど、言われて見ればそうかも。友達のために部屋を作るのも勿体無いし、だったら納戸とかにしたほうがいいかもね。
と。
知識のない施主がただ希望を箇条書きして、それを一つ一つクリアするほうが早いかもしれないけど、本当にいいものを作るのであれば、施主のニーズを理解して、プロの視点で提案するほうが、無駄なく理想的なものができると思うんです。
外構も同じ。
家族構成や生活スタイル。できればお仕事内容や交友関係。
この方はどんな方で、どんなお庭がほしいと思っているんだろう、と想像する。
もちろんご予算もあらかじめぶっちゃけて聞いておく。
その兼ね合いを総合的に見て、はじめてご提案できると思うのです。
値段だけで安い業者なら、ほかにも実はたくさんあるんです。
でも、うちは安さをウリにはしたくない。
どんなに安くても使いにくいくらいなら、少しでも使いやすく、気に入ったお庭を適正な価格で提供したい、そう思うんです
お客様の中には、見積りにわざわざ来てもらっては断りにくい。
だいたいの予算がわからないと、見積りに来てもらっても無駄足になってしまう。
と思われる方も多いと思います。
でも、私達の仕事に無駄足なんてありません。
お話を聞いてなんぼ。
お顔を拝見してなんぼ。
それだけでも、学ぶことも多いし、笑顔で話せれば元気ももらえます。
仕事が決まるかどうかは2の次です。
どうぞ、お気軽に声をかけてください。
「まだ、やるかわからないんだけど、いくらぐらいなんだろう、と思って…」で、結構です。
そして、どんどん希望を言って下さい。
私達は、出来ないときは「できません!」とはっきり言います。それがお互いのためだと分かっているから。
だから、遠慮なくわがまま言ってみてください。
遠慮なく、「見に来てくださいー」と言ってください。
その出会いを、楽しみにお待ちしています
長文、最後まで読んでいただきありがとうございました
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